Record China 2013年8月9日(金) 20時20分
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8日、香港の映画監督ウォン・カーウァイと俳優トニー・レオンが映画情報番組の収録で、2人の最新作「グランド・マスター」の逸話を語った。
2013年8月8日、香港の映画監督ウォン・カーウァイ(王家衛)と俳優トニー・レオン(梁朝偉)が、2人の最新作「グランド・マスター」の逸話を語った。騰訊娯楽網が伝えた。
2人は香港の映画情報番組「衛視好風戲」の収録現場でエピソードを語った。「グランド・マスター」はカンフーの一派・詠春拳の達人でブルース・リーの師匠でもあるイップ・マン(葉問)を描いた作品。中華圏では今年1月に公開され、中国で上映されたウォン監督作品としては、過去最高のヒット作となった。
ウォン監督にとって、実在の人物を描くのはこれが初めて。イップ・マンのように深みのある人物を誰が演じるかについて、頭を悩ませたという。武術が達者なことだけを重視してキャスティングするわけにもいかず、結局は最も信頼を寄せるトニー・レオンがカンフーを基礎から学んで演じることになった。
「アクション俳優でもないのに、なぜカンフーの達人役を引き受けたのか?」との質問に、「話があったのは10年以上前なので、忘れてしまった」と語るトニー。作品の構想について監督から聞かされたのはかなり遠い昔で、「当時は若かったし、面白そうだと思って引き受けてしまったんだと思う」と話している。トニー自身、子供の頃からブルース・リーの大ファンだったため、その師匠を演じるのも魅力だったとか。
ウォン監督の現場には台本が存在しないことでも有名だ。トニーは20年にわたって監督とタッグを組んでいるため、「そういう状況に慣れて、自然なことに感じる」という。「グランド・マスター」については、トニー自身も非常に好きな映画だと話している。(翻訳・編集/Mathilda)
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