北京五輪時の対策は効果なし?むしろ悪化の環境汚染、深刻な状況に―中国

Record China    2013年8月13日(火) 8時8分

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10日、今から5年前の中国・北京市では北京五輪開催に向けて数々の環境対策が実施されたが、環境汚染問題は解決されず、さらに深刻な状況に陥っている。写真は13年3月の北京。

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2013年8月10日、参考消息(電子版)によると、スペインの通信社・EFEは8日、今から5年前の中国・北京市では北京五輪開催に向けて数々の環境対策が実施されたが、環境汚染問題は解決されず、さらに深刻な状況に陥っていると伝えた。

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現在の北京市は、2008年8月8日の北京五輪開催前よりもさらに便利になった交通施設や、さらに多い高層ビル、豪華なスタジアムを有しているが、五輪前から存在している環境汚染や交通渋滞などの問題は解決されぬままだ。

北京政府は2012年から、環境汚染対策の1つとして大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の測定を開始したが、事態は好転するどころか悪化の一途をたどっている。特に冬の時期は大気中に蓄積された汚染物質が空を灰色に染め、有害物質の含有量は非常に危険なレベルにまで上昇するため、当局は市民に外出しないよう呼びかけているほどだ。

北京五輪開催中は市内への車の乗り入れを制限し、汚染源と指定された企業は隣の河北省に移された。現在、環境汚染の深刻な都市のなかで、同省内の5都市がランクインしている。排ガス規制の一環として、北京市民の自家用車は乗り入れが週に1日禁止され、自家用車購入の際のナンバー取得は厳しく制限されている。一方で、地下鉄網の整備に力を入れ、2001年のわずか2路線から現在の17路線に増加したが、交通渋滞と排ガス問題は依然として存在している。(翻訳・編集/本郷)

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