タイとマレーシアの観光客、円安とビザ免除の日本に奪われる=危機感抱く香港の観光業界―香港紙

Record China    2013年8月13日(火) 14時10分

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10日、香港は東南アジアの観光客にとって人気の観光地だったが、最近の円安とビザ免除でタイとマレーシアの観光客を日本に奪われ、大打撃を被っている。写真は北海道の摩周湖。

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2013年8月10日、香港紙・文匯報によると、最近の円安とビザ免除でタイとマレーシアの観光客を日本に奪われ、香港の観光業界は大打撃を被っている。

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昨年11月からの円安傾向により、日本人観光客が大幅に減少。今年上半期に香港に宿泊した短期ツアーの日本人観光客の数は、前年同期比で38.5%も落ち込んだ。円安で国内旅行を選択した日本人が増えたことが原因だ。海外からの旅行客全体から見ても、前年比で4.2%減少した。

一方で、日本政府が今年7月1日からタイとマレーシアの観光客に対して実施している短期滞在のビザ(査証)免除措置と、インドネシア人向けの数次ビザ滞在期間延長措置(従来の15日から最長30日に延長)により、これらの国の観光客が日本へ押し寄せるようになり、香港は「お得意先」を奪われた形となった。

香港政府観光局のアンソニー・ラウ(劉鎮漢)事務局長は「円安傾向が今年の年末まで続くとしても、香港の観光業界はただ見守るしかない」としながらも、今年下半期に韓国で行われる大規模なキャンペーンにより、韓国人観光客の増加が見込まれるとの自信を見せている。しかし、円安傾向が長期化した場合は「必要な対策を考えねばならない」と語った。(翻訳・編集/本郷)

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