2013年8月9日、山東省政府は青島市を交渉中の日中韓FTA金融センターにすべく取り組むとする公式文書を発表した。中国新聞社が伝えた。

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山東省の金融改革に関連したこの文書によると、山東省は日中韓FTA交渉をきっかけに3カ国地方経済協力モデル区の金融業務を促進させるという。青島市保税港区の地理的条件や政策上の利点を生かし、海外投資企業の外貨資本金の為替決済を行えるようにして日韓との間における取引を促進させる計画だと、同省人民政府金融工作事務室の責任者は話している。この計画に当たって、山東省は海外の主要金融・HD企業、政府系ファンド、プライベートファンドなどの誘致や、企業の金融サービスグローバル化、BPOなどサービスの品質向上を進めていく。

2012年、山東省の対日本、韓国輸出入額は525億7000万ドル（約5兆円）に達し、日韓の山東省における直接投資額も合計18億3000万ドル（約1760億円）に上った。また、同省には7000社を超える日韓の投資企業があり、両国はすでに山東省にとって最も重要な貿易パートナーとなっている。（翻訳・編集/岡田）