2013年8月12日、中国・湖北省武漢市にある学校の建造物は、すべて世界の有名建造物を模倣して建てられたものだという。最近、その写真が多くのメディアやインターネットで紹介され、大きな反響を呼んでいる。四川在線が伝えた。

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武漢商貿職業学院（日本の大学に相当）の校舎は、米国のホワイトハウスそっくり、図書館はエジプトのピラミッドを模した建物だ。構内にはさらに、ギリシア神話の神々に囲まれた池や、凱旋門、自由の女神像、スフィンクスなどもある。これらの建築設計企画者は、同学院の●宏斌（トゥ・ホンビン、●ははさんずいに余）校長で、本人いわく「学校を“国際文化大学”に、キャンパスを“開かれた百科全書”にしたくてこのようにつくった」とのこと。

ネットユーザーからこれらの建物が「山寨（パクリ、コピー）だ」と指摘する声が上がっていることに対しては、「“山寨”は必ずしもけなす意味だけの言葉ではない。私たちはただこれらの建造物を通して学生に世界の文化に理解を深めてもらいたいと思っているだけだ」と語った。

ネットユーザーからは全体的に冷ややかな意見が多いようだ。「ふと思ったけど、私たちって大きな“コピー”文化の中にいるのでは。パクリ携帯とか、何でもあてにならないものばかり」「いくつかの国際的に有名な建築物を“パクった”からって、国際化した学校になれるの？浮ついて見かけ倒しのことは少し控えて、才徳兼備の優秀な学生を数多く育成することこそが正道なのでは？」などの意見が見られた。(翻訳・編集/碧海)