北朝鮮、月3回の割合で思想犯を裁判にかけず秘密裏に処刑=脱北者が証言―韓国メディア

Record China    2013年8月14日(水) 17時24分

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12日、1997年7月から2000年7月まで北朝鮮の教化所に服役していた脱北者の男性が韓国で記者会見を開き、北朝鮮の教化所で秘密裏に行われていた思想犯の処刑について証言した。資料写真。

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2013年8月12日、1997年7月から2000年7月まで北朝鮮・咸鏡北道会寧市前街の教化所に服役していた脱北者の男性が韓国で記者会見を開き、北朝鮮の教化所で秘密裏に行われていた思想犯の処刑について証言した。13日付の韓国紙・中央日報の記事を引用して国際在線が伝えた。

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男性は、1998年5月から1999年末までの1年半の間に教化所で行われていた組織的な秘密処刑現場を目撃したことを明かした。男性によれば、教化所の食堂前が処刑所になっており、毎月3回、1度に3〜10人の収監者が処刑されたという。秘密処刑は裁判を経ずに直接執行され、処刑時には教化所の安全課長や社会安全部などの関係者数人が立ち会って実施された。処刑が行われるのは通常深夜1〜2時の間だった。

男性はさらに、自分自身もかつて秘密処刑された死体の処理を手伝ったことも明らかにした。処刑者は皆「思想犯」で、いずれも“素行不良分子”か、教化所での環境がとても辛いと不平を漏らした者だった。教化所の秘密処刑は北朝鮮当局から権限を与えられて実施されていた。男性が服役していた教化所の安全課長が提示した当局の親書には、「職位や功労を問わず、あらゆる思想犯をすべて処理せよ」との内容が含まれていたという。(翻訳・編集/碧海)

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