2013年8月16日、一般市民による著名タレント500人の「タレントイメージ満足度」アンケート結果が発表され、台湾の映画監督アン・リー（李安）氏がトップに選ばれた。ニュースサイト大手の新浪網（SINA）が伝えた。

「タレントイメージ満足度」アンケート調査は、中国の広告代理大手・聯信天下公司が毎年実施している。この結果は毎年、中華圏最大級のテレビ＆エンタメ大賞「華鼎奨」として授賞式が行われ、今年は10月にマカオで開催される。

この「タレントイメージ満足度」は、品行方正なイメージ・社会への影響力・チャリティーへの貢献・商業的価値・職業能力の5つの条件から総合判断される。今年の1位に選ばれたのは、100ポイントのうち96．69ポイントを獲得した映画監督のアン・リー氏。今年2月、第85回米アカデミー賞で自身2度目の監督賞（「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」）を受賞したことが、大きく影響している。

リー監督と5．43ポイント差で2位になったのが、アクションスターのジャッキー・チェン。3位には女性歌手のフェイ・ウォン（王菲）が選ばれている。

4位は香港の俳優アンディ・ラウ（劉徳華）で、5位は中国きってのヒットメーカーとして知られるフォン・シャオガン（馮小剛）監督。6位のジャスティン・リン（林詣彬）監督は台湾出身で、米映画「ワイルド・スピード」シリーズをきっかけに中華圏で高い知名度を得るようになった。

7位から10位の顔ぶれは、香港の俳優トニー・レオン（梁朝偉）、中国の女性舞踏家ヤン・リーピン（楊麗萍）、中国の俳優グォ・ヨウ（葛優）、香港のウォン・カーウァイ（王家衛）監督。トニー・レオンとウォン・カーウァイは今年のメガヒット映画「グランド・マスター」の影響で、それぞれ昨年の147位と153位から一気にランキングを上げている。（翻訳・編集/Mathilda）