中国の高級官僚の子女を雇用、国営事業と癒着か?JPモルガン・チェースを米証取委が調査―米紙

Record China    2013年8月19日(月) 17時30分

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19日、米証券取引委は金融サービス世界大手JP モルガン・チェース・アンド・カンパニーに対し、収賄の疑いで調査を進めていることがわかった。同社は中国の高級官僚の子女を雇用しており、中国関連事業における中国政府・国営企業筋との癒着疑惑が浮上している。

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2013年8月19日、米証券取引委(SEC)は金融サービス世界大手JP モルガン・チェース・アンド・カンパニーに対し、収賄の疑いで調査を進めていることがわかった。同社は中国の高級官僚の子女を雇用しており、中国関連事業における中国政府・国営企業筋との癒着が存在したとの疑惑が浮上している。米紙ニューヨーク・タイムズの報道を中国紙・新京報が伝えた。

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一連の疑惑に関わったとされる人物もすでに指摘されている。報道では、中国銀行業監督管理委の前副主席で、中国国営コングロマリット・中国光大グループ現会長の唐双寧(タン・シュアンニン)氏の息子(以下、唐氏)と、中国鉄道部運輸局(現在は解体)の前局長・張曙光(ジャン・シューグアン)氏の娘(以下、張氏)の名が挙がっている。米政府の機密文書によると、証券取引委は今年5月にはJP モルガン・チェースに対し、2人に関する情報提供を要請している。2人は香港で雇用されていたが、すでに退職している。

唐氏の関連資料については、給与明細・雇用契約書・2012年12月の退職以降の通信記録などが確保されたようだ。他に、証券取引委は唐氏の雇用を承認した人員のリストや、光大グループとJP モルガン・チェース間の事業契約書などを求めている。2011年以来、光大グループはJP モルガン・チェースにとっての重要顧客となっている。一方の張氏は、父親の張曙光が一連の汚職事件で名高い中国鉄道部のスキャンダルに関与した人物だ。

なお、JP モルガン・チェースの広報は「調査に全面的に協力する」と表明している。(翻訳・編集/愛玉)

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