Record China 2019年11月6日(水) 13時30分
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5日、中国メディアの財経網は、中国の大手スマホメーカー小米科技(シャオミ)が日本市場へ進出すると伝えた。写真はシャオミのロゴマーク。
2019年11月5日、中国メディアの財経網は、日本メディアが中国の大手スマホメーカー小米科技(シャオミ、Xiaomi)の日本市場進出について報じたことを伝えた。シャオミのスマホ市場総監である臧智淵(ザン・ジーユエン)氏は4日、微博(ウェイボー)で「その通りだ」と認めているという。
日本市場へ進出する理由について、記事は「アナリストが中国国内の市場が飽和状態となりつつあり、海外進出は各メーカーの共通した戦略となっていると分析している」と紹介。特にシャオミは近年、中国市場で振るわず、市場調査会社Canalysの最新の調査結果によると、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の今年第3四半期の市場シェアが42.4%、年間成長率が66%となったのに対し、シャオミは昨年第3四半期のシェア13.1%から今年第3四半期は9%まで落ち込んだと指摘した。
一方で記事は、「国内市場では苦戦しているシャオミだが、海外では好調だ」と紹介。その例として、インド市場では今年第3四半期のシェアが約26%となり、9期連続でシェア1位となったこと、欧州での売り上げも好調で、総販売台数の約3割が欧州で販売されていることなどを挙げた。そして「海外で味を占めたシャオミが、日本市場へ進出するのは何も不思議なことではない」とした。
記事はまた、「日本市場で成功するのは簡単なことではない」とも分析。ファーウェイやZTEはすでに日本市場へ進出しているが、その成果はあまり良くなく、IDCによると、日本のスマホ市場はアップルが強く、シェアは安定の1位となっており、サムスンとシャープがその後に続いているが、中国ブランドは上位に入ることができていないと伝えた。
記事によると、業界関係者は「日本の消費市場は閉鎖的で、中国メーカーが攻略するのは簡単なことではない」としている。記事は、シャオミがNTTドコモと移動通信技術に関する必須特許のライセンス契約を締結したと紹介。これについて業界関係者は日本市場進出のための準備だとみていると伝えた。(翻訳・編集/山中)
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