人民網日本語版 2019年11月6日(水) 18時50分
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ダブル11は今や全国民を挙げての人気商品の「製造マシン」になりつつある。
ダブル11(11月11日のネット通販イベント)は今や全国民を挙げての人気商品の「製造マシン」になりつつある。今年のダブル11が近づき、天猫(Tmall)商城がまとめたデータをみると、今年はホットサンドメーカーが最も売れ筋の商品で、売り上げはすでに前年同期の100倍に達している。このほか布団乾燥機、発熱ネックウォーマーといったネットで人気の新商品も非常に人気があるという。「重慶晨報」が伝えた。
▼9つの人気商品、もう買った?
天猫が発表したデータによると、ホットサンドメーカーは今年の天猫のダブル11で最もよく売れている商品、売り上げ増加率が最も大きい商品で、前年同期の100倍に達したという。ライブ配信プラットフォーム・天猫直播で宣伝すると、1秒に267台売れ、中国のホットサンドメーカー産業チェーンは全体において商品の在庫が底をついた。
多くの人が不思議がるスチームモップも今年の天猫ダブル11で爆発的な人気だ。スチームモップブランドのシャークは取引ランキングで急上昇し、2019年の新製品「M11」は大人気商品で、60分で1500台が売れた。
油を使わずに調理できるノンオイルフライヤー、冬の湿った冷たい空気には大助かりの布団乾燥機、いろいろな使い道がある発熱ネックウォーマー、スーツケースに入るハンディ掃除機、ヘルメットタイプの頭部マッサージ機、卓上ウォーターサーバー、糖質カット炊飯器など、たくさんの新商品は消費者のニーズや不満を正確にすくい取ったことにより、ダブル11で相次いで人気商品になった。
興味深い現象がある。例年の天猫ダブル11では新しい商品が登場して売れ筋ランキングを賑わし、多くの消費者の注目を集め、話題の「人気者」になった後、全国民が求める必需品になり、消費の硬直的需要になった、という現象だ。
▼スマートテクノロジーが消費の新商品を孵化する
16年より前は、食洗機の家庭での普及率は1%に満たなかったが、同年のダブル11で売り上げ500%増加を達成し、一日あたり販売量の世界記録を更新した。その後、国内家電ブランドの人気商品が天猫で次々誕生し、17年は市場全体の小売額が約110%増加した。
この2年で徐々に普及してきた家庭用スマートロックも、天猫ダブル11によって急成長するようになった。
調査研究データをみると、中国の世帯数は4億で、18年以前のスマートロック普及率は5%ほどしかなかった。価格に敏感な層のニーズを正確に探り当て、天猫はメーカーと共同でニーズにぴたりと焦点を当てた一連の商品を打ち出し、価格をより手頃なものにし、「家を出る時に鍵を持たない」のが生活スタイルの1つになった。昨年の天猫ダブル11では、取引額がわずか2時間で17年全体の取引額を超えた。その後、天猫は売上高が1億元(1元は約15.5円)を超える人気ブランド5社を相次いで孵化した。新たに登場したこの商品も、より多くの普通の人々の暮らしに溶け込むことになった。
薄型テレビ、プロジェクター、掃除ロボット、電動歯ブラシ……歴代の天猫ダブル11に登場した人気新商品は、全国民を巻き込んで必需品になったと同時に、それから数年間の消費の新トレンドを予想させるものにもなった。より軽くて使い安く、よりスマートな新商品が売り上げランキングに入ったことは、消費者が製品の機能に満足するだけでなく、快適さと効率もますます重視するようになり、テクノロジーのある暮らしの中の新しいシーン、新しい体験を享受したいと心から願っていることを示している。(提供/人民網日本語版・編集KS)
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