FindJapanが日本商品ライブ販売のイベント、「独身の日」前哨戦 / ロクトーナ、宝飾品など山梨県地場産業の対中販促支援で山梨中央銀行と業務提携 / ADKマーケティング・ソリューションズなどがリスクやコストで有利な対中越境ECサービス

●FindJapanが日本商品ライブ販売のイベント、「11．11独身の日」の前哨戦

FindJapanは2019年11月6日付で、中国の大手ECプラットフォーム「淘宝」で人気店舗6店舗と連携して日本商品をライブ販売するイベント「Sale Week Carnival」を開催中と発表した。

FindJapanによると、「淘宝」の影響力は年々強まっており、特にライブコマースの影響力は大きいという。中国では11月11日が「独身の日」と呼ばれ、現在ではEC関連の年間最大の販促イベント日になっている。FindJapanは「Sale Week Carnival」を「独身の日」の前哨戦であり、化粧品や日用品などの日本メーカーの中国マーケティングの一環と位置づけている。

●ロクトーナ、宝飾品など山梨県地場産業の対中販促支援で山梨中央銀行と業務提携

「中国向けライブコマース」サービスを提携するロクトーナは6日、宝飾品など山梨県の地場産業商品の対中販売を支援に、山梨中央銀行と業務提携契約を締結したと発表した。

山梨県は宝飾産業が極めて盛んな地域であり、甲府市を中心に多くのメーカーが良質な宝飾品を生産提供している。山梨中央銀行は地元宝飾企業と密接な取引があるという。

●ADKマーケティング・ソリューションズなどがリスクやコストで有利な中国越境ECサービス

ADKマーケティング・ソリューションズは6日、C2Jジャパンと共同でローリスクかつ手間がかからない対中越境ECサービスを開始したと発表した。

2社は中国の大手ECプラットフォーム淘宝網（タオバオ）に、共同で運営する店舗を開設した。企業や地方自治体が同店舗に商品を出品することで、対中越境EC販売ができる。利用者は個別の店舗開設ではなく、出品という方法を取ることで、ローリスクでかつ手頃な初期費用での商品販売をスタートできるという。同サービスは中国販売のテストマーケティングとしても利用が可能だ。（翻訳・編集/如月隼人）