2013年8月19日、河南省安陽市を走るバスの車内で、刃物を持った男が次々に乗客に襲いかかり、3人が死亡、12人がけがをする事件が起きた。亡くなった3人はいずれも未成年だった。20日付で人民日報（電子版）が伝えた。

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事件は19日午後3時5分に安陽市を走るバスの中で発生した。バスの運転手によると、犯人は後部ドアから乗車し、運転席にやってきてハンドルを奪おうとした。運転手が抵抗すると、犯人は後部座席の方へ移動し、刃物で次々と乗客を刺していったという。運転手が慌ててバスを路肩に停車させてドアを開けると、逃げまどう乗客の混乱に乗じて犯人は逃走した。

当時バスに乗っていた33人の乗客のうち、3人が死亡、12人がけがをした。亡くなった3人は17歳の男性、10歳の男児、10カ月半の女児で、いずれも未成年だった。また、けがをした12人のうち5人は重体だという。

安陽市公安局は400人の警官を投入し付近を捜索。また、男に10万元（約160万円）の懸賞金をかけ、似顔絵を公開するなどして情報提供を呼び掛けていたが、河南省公安局は20日午後、容疑者とみられる男を逮捕したと発表した。現在、男のDNA鑑定を行っているという。（翻訳・編集/北田）