公共の場所、1割のクーラーが「不衛生」―北京市

Record China    2013年8月22日(木) 1時34分

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19日、ここ数日、蒸し暑い日が続いている北京市。クーラーのきいているショッピングセンターやホテル、レストランに入ると、癒される思いになる。資料写真。

2013年8月19日、ここ数日、蒸し暑い日が続いている北京市。クーラーのきいているショッピングセンターやホテル、レストランに入ると、癒される思いになる。ただ、これらの場所の冷房装置から出てくる風は、きれいなのだろうか?同市衛生局によると、衛生監督所はこのほど、同市のホテル (63カ所)、スーパー(42カ所)など、計112カ所のセントラル空調を対象に検査を実施した。北京晩報が伝えた。

同検査では、セントラル空調の換気装置の合格率が84.82%、エアダクトの合格率が90.91%、冷却水や凝縮水の水質の合格率が90.29%だった。衛生監督部門は、不合格だった場所の事業主に対して、相応の措置を講じた。

同局によると、同市には現在、セントラル空調を使用している建物が1000件ほどあり、冷却塔が1万基、エアダクトの面積が約2000万平方メートルに達している。近年、同市のセントラル空調の衛生状態は年々改善されており、特に冷却水から検出されるレジオネラ菌(肺炎の原因となる)の量の合格率が向上している。

規定では、セントラル空調を使用している企業は、換気装置から外気が十分に導入されるようにし、解放式冷却塔の冷却水や関連設備の消毒を定期的に行って、レジオネラ菌などの病原菌が繁殖しないようにしなければならない。また、エアダクトなどの関連部品を定期的に検査し、衛生基準、要求を満たしていない場合、専門の業者などを呼んでクリーニングしなければならない。さらに、建物内で有毒な気体や粉塵を発見した場合、通風口などを閉鎖するなどして、セントラル空調を通じて他の場所が汚染することがないよう対策を講じなければならない。市民も、公共の場所で空気の異常を発見した場合、全国公共衛生公益ホットラインに通報することができる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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