竹島付近の消防ヘリ墜落事故、韓国議員の対応に被害者家族が怒り

Record China    2019年11月8日(金) 16時40分

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7日、韓国・国民日報などは、竹島付近の墜落事故から1週間後に行方不明者の家族の元を訪れた議員らについて報じ、「家族を二度泣かせた」と非難した。写真は竹島付近の海。

2019年11月7日、韓国・国民日報は、竹島付近で発生した韓国消防の救助ヘリ墜落事故をめぐり、議員らが事故から1週間後に行方不明者の家族の元を訪れたことについて、「家族を二度泣かせた」と批判した。

先月31日午後11時26分ごろ、竹島近海で救急患者とその保護者、消防隊員ら計7人が乗った救助ヘリが墜落した。当局はこれまでに副機長と整備室長、隊員3人の遺体を発見しており、残る4人が依然行方不明の状態であるとしている。

記事によると、慶尚北道(キョンサンプクド)のイ・チョルウ知事と大邱(テグ)のクォン・ヨンジン市長など慶尚北道地域の議員らは事故発生から1週間後となる6日に大邱市内の消防署を訪問し、行方不明者の家族と面会した。

ただ、議員らは行方不明者の家族らのいる「家族控え室」より先に「汎政府現場収拾支援団」を訪れ、行方不明者の捜索進行状況の報告を受けたことに家族らが怒り、「ショーをするな」など激しい抗議の声が浴びせられた。イ知事は訪問が遅れた理由について「(事故当時に)外国にいた」と答え、「素早く現場を離れた」という。

これに韓国のネット上では多くのコメントが寄せられており、「議員らはいつも税金で遊びに出掛けるのに忙しい。当選したらそれっきり」「こんな人が知事や市長?」などイ知事らを非難する声が見られる。

しかし、それ以上に目立つのが「家族らを慰めに行ったんでしょ?彼らのせいで事故が起こったわけでもないし。家族の痛みは分かるけど、無差別に抗議するのはどうなの」「事故が起こるたびに知事が国内にいなきゃいけないなら、海外に行くなというのも同じ」「そんなこと言ったら大統領のせいにもなる」「最近じゃ何か事故が起こればみんな政府のせい」などと指摘する意見で、「セウォル号(沈没事故)から国がおかしくなった」など昨今の「被害者の家族らの感情的対応」に対して警鐘の声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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