2013年8月21日、香港の俳優チョウ・ユンファ（周潤發）やトニー・レオン（梁朝偉）など、人気スターのデビュー前の職業について、中国大手ポータルサイト・網易（NetEase）が伝えている。

香港映画界の帝王と呼ばれるチョウ・ユンファは、香港の離島・ラマ島の出身。実家は経済的に苦しく、子供の頃から夏休みには電子工場で働くなどして家計を助けていた。中学卒業後は島を出て、ホテル従業員・郵便配達・セールスマンなど数多くの職業を経験。こういった人生経験が、後の俳優業で大きく役に立ったようだ。

女優のマギー・チャン（張曼玉）は幼少時に家族で英国に移住し、中学卒業後はロンドンの書店で働いていた。彼女の運命を変えたのは1983年に18歳で参加した「ミス香港」。フォトジェニック賞を獲得し、女優としての第一歩を踏み出した。

経済的に恵まれない母子家庭で育った俳優トニー・レオン（梁朝偉）は、中学卒業後に家電のセールスをしていた。20歳で香港無線電視（TVB）の俳優養成所に入るまで、ずっとこの生活だったという。

中国の映画監督のチャン・イーモウ（張芸謀）は中学卒業後、紡績工場で働いていた。この時に貯金して買った最初のカメラが、監督としての出発点になっている。

中国の人気女優ジョウ・シュン（周迅）は、中学卒業後に浙江芸術学校でダンスを学んでいた。学費を稼ぐため、カレンダーのモデルになるアルバイトをしていたが、写真1枚につき報酬はわずか20元（約320円）。しかし、このカレンダーが著名映画監督の目に止まり、女優業に入るきっかけとなった。（翻訳・編集/Mathilda）