Record China 2013年8月25日(日) 21時46分
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23日、焼けつくような酷暑が中国と日本で続いている。時勢が英雄を創るとの俗説があるが、今年のこの尋常ではない灼熱の中国と日本に「日傘男」が登場した。
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2013年8月23日、焼けつくような酷暑が中国と日本で続いている。統計によると、日本では7月に最高気温35℃以上の猛暑日が計27日もあった。中国南方の8省・自治区・市はさらに暑く、高温新記録を次々と更新した。時勢が英雄を創るとの俗説があるが、今年のこの尋常ではない灼熱の中国と日本に「日傘男」が登場した。男性が日傘をさす。いかがだろうか?人民網総合が伝えた。
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■恥ずかし気味の中国男性、強がらない日本の「日傘男」
1カ月前、湖北省武漢市で取材を行ったところ、日傘を差した男性2人を見かけた。いずれも20歳すぎの男性だった。取材に応えた男性約20人の男性のほとんどは、日傘をさすのは慣れないとの見方を示し、4人が「恥ずかしい」と答えた。そのほかの回答者は「日傘をさすことは考えたことがない」とし、「男性にとって、日焼けは健康的なこと。日傘は必要ない」と話した。
東京の金融街、日本橋付近では現在、「日傘男」を見かけることがある。一般的に中年のサラリーマンで、グレーの男性用日傘をさし、颯爽と炎天下を歩いている。村上信哉さん(62)は、「2年前から愛用している。初めは自分の後ろや周りの女性に笑われるのでは、と緊張していたが、今では日傘を手放せない。日傘の良さを知ってからは、毎日スーツとネクタイ姿の男性たちを見ると、これほど暑いのだから我慢せずに強がらないで日傘をさせば、とアドバイスしたくなった」と語る。
■男性用日傘が大ヒット、気配り上手な中国人妻たち
武漢市内の江漢路にも日傘を差す男性がいた。歩行者天国で日傘を売る路店にはどこも男性用日傘が置いてある。付近の大型ショッピングモールにも男性用日傘コーナーが設置されている。無地、格子柄などで、色合いは濃いめのものが多い。「日傘を求めに来る男性は比較的少ない。むしろ男性用日傘を買い求める女性のほうが多い」と店員。
■日本の男性用日傘の需要は?売れ行きは?
日本で男性用日傘が現われたのは、実は数年前。ただ当時の売れ行きは芳しくなかった。需要はあるが、市場がなかった。しかし今年の「酷暑」に、多くの日本人男性が「我慢できない」と感じるようになった。男性用日傘コーナーを設けた百貨店は、「今年は男性用日傘についてお問い合わせを受けることが非常に多い」と担当者。価格は3990円前後だ。やや高めの設定だが、各店舗あわせて同店の男性用日傘の売り上げは前年比134%、40歳代の男性を中心に売れている。
■男性の日傘、気にしない日中女性
武漢市内の街頭で20人の女性に尋ねると、「男性の日傘もいい」との回答は16人だった。すなわち、およそ80%の中国女性が「受け入れられる」ようだ。
日傘を差す男性について、日本の女性はどのように感じているのだろうか?村上さんの次女が取材に応じた。「週末に一家で銀座や日本橋を散歩するとき、父は日傘を差します。でも全く恥ずかしいとは思いません」と語り、「自分の彼氏が日傘を差して一緒に散歩するとしたら、どう思うか?」との質問には、「初めは慣れないかもしれませんが、これだけ暑いのだからOK」。いまや日本では男性たちに「日傘を差すことができれば、この熱気による不快感が20%減る」とPRされている。
5月に男性用日傘を大量に開発、販売を始めたネットショップの心強い宣伝文句はこうだ。「男性にも日傘をおすすめする時代です」(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/TF)
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