韓国の「BLACK PINK」と「BTS」に世界が注目=K-POPアイドルの海外戦略

Record China    2020年7月8日(水) 0時20分

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韓国を代表するK-POPアイドルグループ「BLACK PINK」と「BTS」の世界での活躍が相次いで報じられている。写真はBTS。

韓国を代表するK-POPアイドルグループ「BLACK PINK」と「BTS」の世界での活躍が相次いで報じられている。

▼BLACK PINKが新曲でギネス世界記録樹立

韓国の人気ガールズグループ「BLACK PINK(ブラックピンク)」がこのほど、新曲「How You Like That」でギネス世界記録を樹立した。

「How You Like That」のミュージックビデオ(MV)は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で6月26日午後6時(日本時間)に公開後、24時間で8630万回再生。この回数が「24時間で最も多く視聴されたユーチューブ動画」としてギネス世界記録に認定された。その他、指定された公開日時に、動画投稿者と視聴者が一緒に動画を楽しむ「ユーチューブプレミア公開」で、「視聴者数が最も多いユーチューブ動画」に認定されるなど、計5部門で新記録を樹立した。

ギネスは「BLACK PINK」について、「すでに(音楽配信最大手の)スポティファイでフォロワー数が最も多い女性グループだが、それだけでなくユーチューブでもチャンネル登録者が一番多い音楽グループ」と紹介している。

このニュースに、ツイッターでは日本人からも「韓国発のガールズグループが世界規模で評価されるって本当にすごいこと」「さすが我らのBLACK PINK」などと称賛の声が上がっている。

「BLACK PINK」は2016年に結成された4人組ガールズグループ。グローバルな活躍を見せており、日本での公演も数多く行っている。今年5月には米国人人気歌手、レディー・ガガとコラボした「Sour Candy」が、世界50カ国を超えるiTunes(米アップのコンテンツ配信サービス)のチャートで1位を獲得し話題になった。

▼米ハーバード大研究陣が注目するBTSの活躍

韓国の男性ヒップホップグループBTSの活躍には米ハーバード大の研究チームも注目している。韓国メディア・ニューセンなどによると、同大経営大学院のアニータ・エルバース教授のチームが、BTSと所属事務所のビッグヒットエンターテインメント(Big Hit)の世界的な成功の背景について事例研究を行った。

研究チームは、Big Hitがアーティストを育てるトレーニングシステムと、大胆な投資の決定プロセスに注目。「K-POPがスーパースターを作る方法」を分析し、BTSが世界で注目を集めるまでの過程を掘り下げたという。

このほど、事例研究の報告書がハーバード・ビジネス・レビュー誌に掲載された。研究チームはBig Hitのパン・シヒョク代表をはじめ、事務所関係者に行ったインタビューの内容を引用し、「Big Hitのトレーニングプログラムは、まるで大学の授業のような形であり、個々の練習生と議論して、最適なスケジュールを追及している。自律性の尊重とシステムの効率というバランスの中で、最適な方法を見つけるために努力している」と紹介した。

世界で活躍を見せるBTSだが、日本では2014年にポニーキャニオンからデビュー。17年にユニバーサルミュージックジャパンへ移籍し活動を続けている。今年上半期のオリコンランキングのアルバム部門では1位を獲得した。海外アーティストの1位は、1984年のマイケル・ジャクソンの「スリラー」以来、36年ぶりの快挙という。

今月15日には日本で4枚目のアルバムとなる「MAP OF THE SOUL:7~THE JOURNEY~」が発売される。

「Kカルチャー」が今、世界を席巻している。(編集/関)

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