2019年11月26日、韓国・ノーカットニュースは、「ロッテワールドタワーより高い韓国一の高層ビル、現代（ヒュンダイ）タワーが建設される」と伝えた。

記事によると、ソウル市は同日、現代自動車グループの新社屋、GBC（グローバルビジネスセンター）新築事業に対し、建築許可を出したと明らかにした。

現代自GBCは、地下7階～地上105階建て（569メートル）で、完工すれば韓国内最高層ビルとなる。ビジネス施設、観光宿泊施設、文化公演場、集会場、展示場、観光休憩施設、販売施設などが入る予定で、最高層タワー棟はソウルの新たなランドマークになると期待されている。

建設に当たり、国防部（空軍）が「作戦に制限が生じる」として反対していたが、現代自は作戦制限事項の解消案を策定するため2月から国防部と協議しており、このほど「作戦制限事項の段階的な解消」で合意。国防部、ソウル市、現代自間で合意書を締結したことにより、建築許可が出たという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「周辺の建物の価格が高騰しそうだね」「次はサムスンタワー、1000メートルでいこう」「ソウルのランドマークになるよう、本当に素晴らしいものを造ってほしい。台湾の1001ビル、ドバイのブルジュ・ハリファ、上海の東方明珠塔、シンガポールのマリーナベイ・サンズのように、芸術作品のようなビルにできないか？」などのコメントが寄せられている。

一方、「現代自動車がエンジンの研究開発を放棄して造るすごいビルのこと？」「そんなカネがあったら未来自動車に投資すべき」などの意見も見られる。

また、「ソウルは危険だ。今も地下鉄のせいで地盤が弱くなってるだろうに、こんな高いビルを建てるために地面を掘るのか。怖いな」「ロッテタワーでも倒れやしないかと思って行ったことがないのに。見るだけにしておくよ」などの声や、「ロッテタワーと比べるなら、そっちの高さも書かなきゃだめだよ。ロッテタワーは123階建て555メートルだ」という記事への指摘、「ソウルのランドマークが日本企業（ロッテを指す）のビルであってはならない」「ロッテより現代だな」というコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）