Record China 2013年9月2日(月) 21時40分
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31日、開催中の第70回ベネチア国際映画祭で審査員を務めている中国のチアン・ウェン監督が、映画祭の上映作や自身の最新作について語った。
2013年8月31日、開催中の第70回ベネチア国際映画祭で審査員を務めている中国のチアン・ウェン(姜文)監督が、映画祭の上映作や自身の最新作について語った。騰訊網が伝えた。
28日に開幕した同映画祭のメインコンペティション部門では、中国の映画監督で俳優のチアン・ウェンが審査員の1人として選ばれている。31日、本人が中国大手ポータルサイト・騰訊(テンセント)のインタビューに答えたところによると、現在は出品作を入念に観ている最中。作品の背景などといった前知識は一切持たないようにし、頭の中を真っ白にして鑑賞しているという。コンペティション部門には中国系監督として唯一、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の「郊遊」がノミネートされている。チアン・ウェンは、「雑念を持ちたくない」として、ツァイ監督の話題についてはインタビュアーの問いかけを遮っていた。
ここまでに観た作品の中で、特に印象的なのはクラシック部門の上映作「戦場のメリークリスマス」。「北野武監督の演技がとにかく素晴らしい。全く古くならない」と絶賛している。北野監督については特に思い入れが深いようで、2000年の自身の監督作「鬼が来た!」で日本兵の役をキャスティングする際も、「若い頃の北野監督のような俳優」とリクエストしたことを自ら明かしている。
チアン・ウェンの最新作は、現在準備中の「一歩之遥」。1920年代の上海を舞台にしたハードボイルド作で、女優コン・リー(鞏俐)と俳優グォ・ヨウ(葛優)の主演が決定している。現在、その他のキャスティングについて頭を悩ませている最中だという。この話題に関しては、いきなり「美容整形は嫌いだ」と言い放っているが、美容整形をしている役者は絶対に使わないのがポリシーだという。「整形して美しくなった人を見たことがない。人に美しいと言われ、異性にモテて自己満足する。ただそれだけの狭い観念でしかない」とも語っている。(翻訳・編集/Mathilda)
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