2019年12月3日、日本のあるタクシー会社が、全社員に対し、指をなめて書類をめくる行為を禁止する通知を出したとするニュースが中国でも伝えられ、注目を集めている。

神奈川横浜市内のタクシー会社、三和交通は先月22日、「今後一切全ての書類において下記の行為を禁ずる」とし、「指先に唾液腺と口の粘液腺によって口腔（こうこう）内に分泌される澄んだ液体等を施し、湿り気を得た指先を利用して書類や紙幣を改頁すること」と記した通知を出した。

報道によると、きっかけは、同社の代表がコンビニのセルフレジを利用した際に、ビニール袋がめくれなくて指なめをしようかしまいか葛藤した末に「やってはいけない」と思ったことだという。

中国のテクノロジー系メディアの快科技は3日、「同社が通知を公式ツイッターに投稿すると、数万件の反響があり、その多くが賛同を示すものだった」と紹介した。

中国の動画サイトの梨視頻も3日、中国版ツイッターの微博（ウェイボー）でこのニュースを伝えており、コメント欄には「日本人もするのか？」「中国だけの現象と思ってた」「これをやるのは、中国でも上の世代だけ」「うちのばあさんがお札を数える姿を思い出した」などの感想が寄せられていた。

また、この会社の取り組みについては、「素晴らしい」「支持する」との声が多く寄せられていた。

ほかにも、「これやる人、絶対無理」「不快な気持ちになる」「教師が答案用紙を配る際に指なめするのも禁止な」「自分の本とかならともかく、他人に配るものは絶対禁止」「中国でも早く禁止にしてくれ」「あと、公共の場所での大声と所構わず痰を吐くのも禁止」「トイレで紙を取る時だけは許してくれ」などの反応もあった。（翻訳・編集/柳川）