台湾のモデルで俳優ゴッドフリー・ガオ（高以翔）が中国のバラエティー番組の収録中に倒れ急死したことで、過去に番組収録中に溺れかけた中国の女優チャオ・リーイン（趙麗穎）の動画が再びネット上で拡散され、テレビ局の現場管理のずさんさが注目されている。

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ゴッドフリー・ガオは先月27日未明、浙江衛星テレビのバラエティー番組の収録中に倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。この番組はタレントが身体能力を競うもので、当日は寒い戸外で15時間以上も収録が続いていたことが分かっており、緊急搬送にまつわる浙江衛星テレビの対応も含めて、あまりにずさんだと世間から猛烈な批判が続いている。

そんな中で、中国の人気女優チャオ・リーインが5年前、同じく浙江衛星テレビのバラエティー番組に出演した時の様子が掘り起こされ、再び話題になっている。当時の動画を見ると、複数のタレントがプールに浮かぶ大型ビート版の上でゲームに興じる中、押されたチャオ・リーインが転落。まったく泳げない様子で水中でもがいており、口の形から「助けて」と叫んでいるのも分かるが、スタッフを含めて誰も気づかず、しばらくしてから助け上げられている。

チャオ・リーインが溺死していた可能性もあるこの様子が、ネット上で拡散され、浙江衛星テレビへの批判に拍車をかけている。ネットユーザーからは、「ゴッドフリー・ガオのため、テレビ界の今後のためにも声を上げてほしい」「視聴率のために立場の弱いタレントは無理を強要されていると思う。影響力のある人が警告すべきだ」などと、チャオ・リーインに行動を求める声も上がっている。（Mathilda）