2019年12月8日、新浪新聞の微博（ウェイボー）アカウント・頭条新聞は、空港職員が救急車を空港への迎えとして不正に使用した疑いがあると伝えた。

中国・上海浦東空港で7日、警告灯をつけた上海ナンバーの救急車が迎えに来ていたのを、中国のネットユーザーが動画で撮影しネット上で明らかにした。動画には、免税店で購入したと思われるたくさんの荷物を救急車へ載せている様子が映っている。

そのため、「救急車は配車サービスを始めたのか」などの疑問の声が出た。これに対し空港側は、微信（WeChat）の公式アカウントで「問題の救急車は浦東空港の所属で、空港職員が規則に違反して私的に使用したもの」と説明。空港は同職員を厳罰に処すとしている。

これに対し、他の中国のネットユーザーから「厳重に処分って具体的にどんな処分？」「この職員はクビにすべき」などのコメントが寄せられた。

また、「本当に救急車が必要な人を傷つける行為。これでは救急車が来ても道を譲りたいとは思わない」「管理の問題はどうなっている？従業員の私的行為と言うが、一職員がこんなことをする勇気があるだろうか？偉い人の家族を迎えに行ったのではないのか？」というユーザーもいた。

ほかには「絶対に初めてのことではないね」「なんでこういうことが頻繁に起こるんだろう」などのコメントもあった。（翻訳・編集/山中）