2019年12月13日、韓国・ニューシスなどは、トッテナムのFWソン・フンミンがファンにプレゼントしたユニフォームの「悲しい結末」について報じた。

記事によると、世界最大のオークション・サイト「eBay」に12日、ソン・フンミンのユニフォームが出品された。価格は3000ポンド（約44万円）で、出品者はこのユニホームについて「前日のバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）との試合で着ていたもの」と説明。商品紹介には、出品者とみられる男性が競技場でユニフォームを持っている写真も掲載されていたという。

ソン・フンミンはバイエルン・ミュンヘン戦が終わってロッカールームに戻る際、ある外国人のファンにユニフォームをプレゼントしていた。だが、記事は「このファンが実際の出品者なのか、周りにいた人物が写真を撮って面白半分で載せたのかは確認されていない」と伝えている。また、「最近選手らの価値が急上昇し、サッカー界では善意で渡されたユニフォームを売りに出すケースが急増している」としている。

これを受け、韓国のネット上では「ファン？ただの詐欺師じゃないか」など出品者への非難の声や、「売るのは自由だけど、その過程がひどい」「選手からしたら本当に腹が立つと思う」「ソン・フンミンが知ったら悲しむだろうなあ」と選手に同情するコメントが相次いでいる。

また、日本でも活躍した元野球選手イ・スンヨプやバレンシアMFイ・ガンインの名を挙げて「だからイ・スンヨプはサインを断ってたんだ」「今はイ・スンヨプの気持ちが理解できる」「イ・ガンインの塩対応が再評価されたね」とのコメントも。

このほか、「ブラックリストに載せて競技場への入場を禁止すべき」「処罰できなくても、差別はすべき」など対応策を挙げる声がある一方で、「でも3000ポンドだったら俺でも売る。みんな胸に手をあててよーく考えてみて。売らない？」と問い掛けるユーザーも見られた。（翻訳・編集/松村）