エジルの「ウイグル発言」で中国中央テレビがアーセナル戦の中継中止―中国メディア

Record China    2019年12月17日(火) 10時20分

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16日、観察者網は、サッカー元ドイツ代表MFメスト・エジルの「ウイグル発言」を受け、中国中央テレビが英プレミア・アーセナルFCの試合中継を中止したと報じた。写真は16日の中国外交部定例記者会見。

2019年12月16日、観察者網によると、サッカー元ドイツ代表MFメスト・エジルの「ウイグル発言」を受け、中国中央テレビ(CCTV)はエジルが所属する英プレミアリーグのアーセナルFCの試合中継を中止した。

エジルは13日、ツイッター上で新疆ウイグル自治区における中国政府のウイグル人弾圧を批判するツイートをして物議を醸した。

記事によると、英プレミアリーグの微博アカウントは13日、CCTVのスポーツチャンネルでアーセナル対マンチェスター・シティFCの試合を生中継すると紹介していたが、その後CCTVが発表した番組表では別の試合の録画中継に差し替えられた。

エジルの発言に対して中国サッカー協会関係者はメディアに対し「著名なサッカー選手として不適切な言論で、協会として大いに憤慨、失望した。エジルに注目する中国のサポーターを傷つける行為であることは疑いなく、同時に中国国民の感情も損ねた。発言は許容できるものではない」とコメントした。

中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は、16日の同部定例記者会見でこの件について質問を受け「新疆は中国の不可分な領土の一部。エジル氏自身が新疆に行ったことがあるのかは知らないが、どうやらフェイクニュースに両目を覆われてしまっているようだ。中国政府がウイグル族を含めた中国国民の信仰の自由を守っていること、テロを防ぎ社会の安定を守る措置が現地各民族から支持されていること、そして新疆では3年連続でテロ事件が発生していないことを知らない」と語り、「エジル氏には新疆に行って、印象とは異なる現地の様子を見てもらいたい」とした。(翻訳・編集/川尻

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