Record China 2019年12月24日(火) 10時20分
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23日、韓国・中央日報は、中国の習近平主席が23日の昼食を韓国の文在寅大統領と、同日の夕食を安倍晋三首相と共にすると伝えた。写真は中韓首脳会談の様子(韓国大統領府Facebookアカウントより)。
2019年12月23日、韓国・中央日報は、中国の習近平(シー・ジンピン)主席が23日の昼食を韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、同日の夕食を安倍晋三首相と共にすると伝えた。
24日には四川省の成都で日中韓首脳会談が行われる。それに先立ち、文大統領と安倍首相は北京を訪問し、それぞれ習主席と会談。記事によると、外交儀典上、首脳間の食事は昼食より夕食の方が格式が高く「主要な行事」とみなされるため、今回は「日韓首脳が同日に北京を訪れたら、どちらが習主席と夕食を取るのか注目されていた」という。文大統領は23日の夕方に成都へ移動し李克強(リー・カーチアン)首相と夕食を取る予定で、「中国のナンバー1と安倍首相が、ナンバー2と文大統領が夕食を共にするという形になった」と、記事は指摘している。
これについて、韓国政府当局者は「成都への移動など、日程上の問題を考慮した」とし、「文大統領との昼食、安倍首相との夕食はどちらも同一の時間が割り振られており、どちらがメインと言えるものではない」「日中韓首脳会談の前に、李首相が主宰の晩さんに出席する。中国が韓国にかなり配慮したものだ」と説明しているという。
首脳同士の食事がメディアに注目されることについて、記事は「食事のもてなしが、その国との外交関係を間接的に示すため」だとしている。誰といつ、何度食事をするのか、メニューは何かなどその一つ一つに意味が込められており、飲酒を伴う夕食ならば虚心坦懐(たんかい)に言葉が行き交うため、「『食卓外交』をめぐって外交当局は水面下で激しい調整を行っている」と説明している。
その上で記事は、今回は中韓首脳が昼食、日中首脳は夕食となったことについて「韓国が冷遇された」と見ることもできるが、日中関係が正常軌道復帰を宣言し親密になっていく一方、韓国との間には高高度防衛ミサイル(THAAD)問題のわだかまりがまだ残っていることから、「微妙に異なる中韓、日中関係を反映したもの」という可能性もあると分析している。
2017年に文大統領が訪中した際、滞在中の10回の食事のうち中国共産党指導部との会食が設定されたのは2回のみで、それ以外は「一人飯」だったと報じられ話題になったことから、この記事に韓国のネットユーザーからは「今回は何度、ぼっち飯を食べるんだろうな」「私たちだって、昼食は誰とでも気軽に取れるけど、夕食は大事な約束がある時や、大切な人がいる時に取ることが多いよね」「ぼっち飯に、無視され冷遇されても平気なのか。一般人だって昼食と夕食の相手には違う意味がある」「昼食でも一緒に食べてくれるなら幸いでしょ」などのコメントが寄せられている。
その他「文大統領はどこに行っても『北朝鮮、北朝鮮』とうるさいし、その場しのぎのうそをつく信用できない人物だと知れ渡ってるから、先進国の首脳は真剣に話をしたがらないんだよ」「国民の税金で海外旅行するのはやめてほしい」など厳しい意見も見られた。(翻訳・編集/麻江)
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