中国による「海外ごみ」の受け入れ拒否から2年、世界の廃品処理方式は大きく変化した―米メディア

Record China    2020年1月1日(水) 20時50分

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26日、中国メディアの観察者網は、中国が外国からのごみ輸入を拒否するようになってから、世界のごみ処理方式が大きく変化したとする、米メディアの報道を伝えた。

2019年12月26日、中国メディアの観察者網は、中国が外国からのごみ輸入を拒否するようになってから、世界のごみ処理方式が大きく変化したとする、米メディアの報道を伝えた。

記事は、米ウォール・ストリート・ジャーナルの19日付報道を引用。中国が2018年1月1日より外国からのごみ輸入を禁止して以降、インド、マレーシア、ベトナム、タイなどの国も相次いで「海外ごみ」を規制する政策を打ち出したことで、世界の廃棄物処理方式に大きな変化が生まれたとした。

また、米国に次ぐ世界第二のプラスチックごみ輸出国だった日本でも現在、国内のごみ処理業発展への取り組みが進んでおり、ペットボトル回収機の設置に行政が補助を出す動きも見られると紹介。あるリサイクル企業は新工場を設置してごみ処理能力を従来の2倍にあたる年間約3万トンに増やす計画で、政府に対して補助金の申請を行っていると伝えた。

また英国の古紙回収業者は、中国によるプラスチックごみ受け入れ禁止政策により、顧客に対して古紙をリサイクルボックスに出す際にビニール袋を使用しないよう呼び掛ける一方、この業者から古紙を買い取る企業も紙の品質に影響する湿度の検査など買い取りの基準を大幅に高めており、従来のような古紙回収が難しくなっていると紹介。この1年、英国内ではごみのリサイクル量が減少し、焼却処分量が増加したとしている。

そして、この企業の社長が「中国による禁止令は、われわれがもはや『問題』を国外に輸出することができなくなったことを表している」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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