奇習「懸棺洞葬」を守り続けるヤオ族の村―貴州省黔南ブイ族ミャオ族自治州

Record China    2007年5月5日(土) 7時5分

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2007年5月2日の報道で、貴州省黔南ブイ族ミャオ族自治州瑶麓村に住むヤオ族が守り続ける、昔からの珍しい風習「懸棺洞葬」が紹介された。

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2007年5月2日、珍しい風習を守り続けるヤオ族の姿が紹介された。

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貴州省黔南ブイ族ミャオ族自治州瑶麓村に住むヤオ族の人々は、村の老人が亡くなると、「井」形の棺を作る。そして死者の魂を慰めるために、ヤオ族の画家が天国・人間界・お金・海などを描いた月型と魚型の木版を棺にはめ込む。家族は粽と肉を棺の中に入れて死者の枕とする。それから棺の周りでかがり火を焚き、太鼓を叩き、古歌をうたい古舞をおどる。***

日が暮れると、家族は棺を担ぎ、たいまつを持った村人たちに送られて山中の洞窟へと向かう。このとき、誰かが通ったことのある道は通れない。ナタを使って道を切り開いてもいけない。このため家族は草むらの中を通っていかねばならない。

断崖絶壁にある一族専用の洞窟の中に棺を置くと、家族はすぐにその場を離れる。振り返ってもいけないし、再度洞窟を訪ねてもいけない。

村の掟では、8歳以下の子供や、不慮の事故・事件で死亡した者、村の外で死亡した者は「懸棺洞葬」ではなく、その棺をジャングルの中に放置することとなっている。(翻訳/編集本郷智子)

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