北京の幽霊屋敷=ネット上のうわさが広まり、有名な怪奇スポットに―中国

Record China    2013年10月2日(水) 18時49分

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30日、この数年来、中国北京市の中心部にある西洋風建築の廃墟には幽霊が出没するとのうわさがネット上で広まっている。複数のメディアがこの話をデマとして打ち消しているが、依然としてささやかれ続けるうわさには信ぴょう性があるのだろうか。

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2013年9月30日、この数年来、中国北京市の中心部にある西洋風建築の廃墟には幽霊が出没するとのうわさがネット上で広まっている。複数のメディアがこの話をデマとして打ち消しているが、依然としてささやかれ続けるうわさの真偽を確かめに、新京報の記者が深夜に現場を訪れた。

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「幽霊が出る」として有名な建物は、北京市朝陽門内大街81号にある洋風建築。28日の午後11時に記者が現場を訪れると、敷地内はサッカー場の約半分の広さがあり、東西両側にそれぞれ3階建ての西洋風の建物が1棟ずつ建っていた。建物の窓はすべて割れて破損し、壁面も大部分が剥がれ落ちた状態で、明かりがなければまさしくホラー映画さながらの風景だ。

東側の建物に入ると、木材でできた床板が湿って柔らかくなっており、粉々になったガラスや木片、ビニール袋などが散乱している。柱や壁面の至る所に赤いスプレーで落書きされた跡もあった。また、地下室の入り口に通じる階段も壊れており、室内に入ると強烈なカビ臭さが鼻についたものの、特に怪奇現象に遭遇することはなかった。

記者が現場を訪れた際、2人の市民に出会った。話を聞くと、小さいころから「この建物の東楼でかつて将校夫人が首つりをした」とのうわさがあり、すでに何度も訪れているが今のところ怖い目には遭ったことがないという。

建物を管理する北京カトリック教基本建設事務室の孟奇(モン・チー)主任に話を聞くと、この建物は1910年に米国カトリック教会が建てたもので、1949年の中華人民共和国建国以後は民政局の事務室となったが、1995年にカトリック教会に返還された。資金面の問題により改修できずに放置していたところ、2005年ごろから若者が肝試しに訪れるようになったが、かつて将校が住んでいた事実もなく、将校夫人が自殺したというのもデマである、としてネット上に広まるうわさを完全に否定した。(翻訳・編集/碧海)

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