「中国は今後30年間、米国との衝突は望まない」―シンガポール元首相

Record China    2013年10月4日(金) 8時40分

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30日、シンガポールの聯合早報網は、同国のリー・クアンユー元首相が米誌・フォーブスに寄稿した文章を掲載した。資料写真。

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2013年9月30日、聯合早報網は、同国のリー・クアンユー元首相が米誌・フォーブスに寄稿した文章を掲載した。以下はその概要。

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世界銀行の統計によると、中国のGDP水準は8兆2200億ドル(約805兆5000億円)であり、米国の15兆6800億ドル(約1536兆6000億円)に次いで世界第2位である。中国の輸出総額は世界トップであり、米国にとって第2の輸入相手国となっている。中国は2020年に1人当たりのGDPが1万ドル(約98万円)に達すると見られており、これは米国の5分の1に相当する。同じく2020年の中国の人口は米国の4倍を維持するだろう。これらを背景に、中国経済は高成長を続けるに違いない。

米国の州間高速道路網が人や物の移動方式を変化させたように、中国は高速道路網を整備し、人口20万人以上の都市をつなぐネットワークを完成させることに力を注いでいる。その成果は、中米間の経済格差縮小に大きく貢献することになるだろう。

米国人はなぜ多様なスキルと想像力を持っているのか。その答えを中国人はすでに知っている。イノベーションとクリエーションは米国文化の一部であり、移民社会の特徴でもある。一方中国は、四千年から五千年の歴史を持ち、従来のしきたりを固く守る国だ。今後30年間、中国は米国との衝突を望まないだろう。なぜなら中国人は自分たちが今後も成長を続けるとともに、科学技術においては米国にはるかに及ばないことを理解しているのだから。中国は今後も学生を米国に留学させ、中国をより一層発展させるための道を学ばせ続けるだろう。(翻訳・編集/NY)

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