アカデミー賞ノミネートの韓国映画が竹島をPR?それでも日本で人気の理由とは

Record China    2020年1月16日(木) 22時0分

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16日、韓国・MBCは、世界中で注目を浴びている韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が「日本でも爆発的な人気を得ている」と伝えた。写真は「パラサイト 半地下の家族」のポスター。

2020年1月16日、韓国・MBCは、世界中で注目を浴びている韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が「日本でも爆発的な人気を得ている」と伝えた。

ポン・ジュノ監督が手掛けた同作はカンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドールなど世界各国でさまざまな賞を受賞。第92回アカデミー賞では韓国映画として初めて作品賞をはじめとする6部門にノミネートされた。日本では今月10日に全国公開された。

記事は同作の日本での人気ぶりについて「チケットは完売、インターネット上の映画人気ランキングでは1位、11~12日の映画観客動員ランキングでは5位となった。これらの記録は一般の映画の3分の1の上映館数で成し遂げた成果だ」と伝えている。

同作が日本で人気を集める理由について、韓国の映画評論家チョン・チャンイル氏は「韓国映画だが、独特さや奇妙さなど日本人受けする要素が多い」と話したという。

また記事は、同作が「歴史問題の緊張まで和らげた」と伝えている。同作中に登場する通称「ジェシカソング(パク・ソダム演じるキジョンが面接前に偽りのプロフィールを覚えるために歌った歌)」は1982年に発売されたチョン・グァンテの楽曲「独島(竹島の韓国名)は我が領土」の替え歌だ。記事は「日本でも原曲を知る人は多い」としている。これについて、チョン氏は「まさに文化の力だ。同作には領土問題まで包み込んでしまう説得力があるということ」と話したという。

最後に記事は「同作が閉ざされた日韓関係のドアまで開くことができるか、注目される」と伝えている。

これに韓国のネットユーザーからは「思いがけない効果!」「素晴らしい。ポン・ジュノ監督もソン・フンミンと同じくワールドスターに認定だ」「たまたま?それともポン・ジュノ監督の狙い?映画と一緒に独島もPRできるなんてすごい」「米国人もジェシカソングを面白いと感じているらしい。文化の力は偉大だ」「やっぱりポン・ジュノ監督はただものじゃない。クレバーな人」「愛国心あふれる監督だね」など称賛の声が上がっている。

一方で「事実を言っているだけなのに、他国の目を気にしなければならない現実が悲しい」と嘆く声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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