トランプ氏「習主席に感謝、彼はとても良き友人」、近々の訪中も示唆―米華字メディア

Record China    2020年1月16日(木) 17時20分

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15日、米トランプ大統領は中国との貿易交渉の「第1段階の合意文書」署名式で、中国の習近平主席に繰り返し感謝の言葉を述べ、近々の中国訪問を示唆した。資料写真。

15日、米トランプ大統領は中国との貿易交渉の「第1段階の合意文書」署名式で、中国の習近平(シー・ジンピン)主席に繰り返し感謝の言葉を述べ、近々の中国訪問を示唆した。16日付で米華字メディア・多維新聞が伝えた。

今回の合意内容には、中国が米国からの輸入を大幅に増やすことなどが盛り込まれた。米ワシントンのホワイトハウスで行われた署名式で、トランプ大統領は「今日、われわれは米中間の歴史的な貿易協定である『第1段階の合意文書』に署名し、公平で互恵的な将来の貿易のための、かつてない重要な一歩を踏み出す。われわれは過去の過ちを正し、米国の労働者や農業従事者、そして国民に公正で安全な経済という未来をもたらす」とコメントした。

さらに、「習主席に感謝の意を表したい。それほど遠くない将来、私はお礼として中国に渡るだろう。私のとても、非常に良き友人である習主席に感謝する。われわれはそれぞれ異なる国を代表している。彼は中国を、私は米国を。しかし、われわれは信じられないような関係を築いてきた。今回の非常に複雑なプロセスを通して、彼が協力し、パートナーでいてくれたことに感謝している」と習主席に繰り返し謝意を示した。

トランプ大統領はまた、「われわれの交渉は、険しく、誠実で、オープンで、そして尊重に満ちたものだった。それが、この想像を超えるようなブレイクスルーにつながった。このようなことが実現するとはほとんどの人が思いもしなかっただろう。本来は25年前にこうなるべきだったが、まあ、それは良しとしよう」と述べた。

一方で、中国側の代表として出席した劉鶴(リウ・ホー)副首相は、習主席の手紙を代読して「米中の『第1段階の合意』成立は、中国、米国、そして全世界のためになる」「次のステップでは、双方が合意の実施に力を注ぎ、それがもたらすプラスの影響を最大限に活用することで、米中の貿易・経済協力をさらに前進させる必要がある」などとしたほか、「米国からの農産物の輸入を拡大するために、両政府は事業者らが貿易を増強させられるようなマーケティング環境を整えなければならない」との見方を示した。(翻訳・編集/岩谷)

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