【CRI時評】「逆流」は経済のグローバル化の趨勢を止められない

CRI online    2020年1月22日(水) 11時20分

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2020年の世界経済フォーラム年次総会がスイスのダボスで開幕し、全世界117の国と地域から3000名近くが参加した。世界経済が後退リスクに直面し、多国間主義と自由貿易が課題に見舞われていることを背景に、グローバリゼーションがどこへ向かうのかが、自ずとフォーラムの関心事となってい...

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 2020年の世界経済フォーラム年次総会がスイスのダボスで開幕し、全世界117の国と地域から3000名近くが参加した。世界経済が後退リスクに直面し、多国間主義と自由貿易が課題に見舞われていることを背景に、グローバリゼーションがどこへ向かうのかが、自ずとフォーラムの関心事となっている。

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 ここ数年、一部の国々が推し進める一国主義と保護主義政策は既に世界経済にマイナスの影響を及ぼしている。だが、過去数十年の世界経済の発展を顧みれば、グローバリゼーションは歴史の趨勢の中で、絶えず発展変化してきたプロセスであり、今日の世界経済の繋がりの深さも一つの必然の結果だ。中国の習近平国家主席が正に3年前の世界経済フォーラム年次総会の基調演説で強調したように、各国経済の資本の流れ、技術の流れ、製品の流れ、産業の流れ、人員の流れを人為的に切り離して、世界経済の大海から孤立した一つ一つの小さな湖や河川に引き戻すことは不可能であるとともに、歴史の潮流にもそぐわない。

 一部にグローバリゼーションに逆行する状況が見られるとはいえ、世界経済の深いつながりという大勢は何も変わっていないことは事実が証明している。今年はダボスでの世界経済フォーラム50周年であり、このフォーラムはオープンで包容力のあるコミュニケーションのプラットフォームを世界に提供しているだけでなく、グローバリゼーションが一歩一歩発展する歴史的な歩みを物語っている。今年のフォーラム年次総会は「グローバルな力の結集、持続可能な発展の実現」をテーマに定めているが、これは、経済のグローバル化が歴史の趨勢であり、多少の逆流があろうとも、疾走し前進する勢いは誰にも止めることはできないという明確で力強い声を届けるだろう。(CRI論説員)

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