2013年10月6日、中国の歌手オーディション番組「中国好声音（ボイス・オブ・チャイナ）」の優勝者が決定する最終回で、テレビCMの広告料が1本380万元（約6000万円）という高価格で取り引きされている。中国メディアの転電として、台湾のニュースサイト・TVBS新聞網が伝えた。

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浙江衛星テレビが放送する「中国好声音」は昨年、第1シーズンが放送されて中国全土で社会現象を巻き起こした。今年7月からは第2シーズンに突入し、これまで視聴率は同時間帯でダントツの1位をキープ。番組終了までに、国内外で30億人が視聴するとされるお化け番組だ。その第2シーズンが今月7日放送分でフィナーレを迎え、“今年最高の歌ウマ”が誕生する予定。約10億人が優勝者決定を見守ると推測されているだけに、テレビCM枠の獲得合戦も大きな話題になっている。

先月末に行われた広告枠の入札では、1本15秒の広告枠が380万元（約6000万円）の高値で取り引きされた。この価格は、昨年の第1シーズン最終回の広告料と比較して約3倍となる。国営テレビ・中央電視台（CCTV）が毎年旧暦の大みそかに放送する特別番組「春節晩会」は、その広告料金をめぐって毎年話題を集める。しかし「中国好声音」第2シーズンが叩き出した数字は、「春節晩会」の記録を軽く超えるものとなっている。（翻訳・編集/Mathilda）