Record China 2013年10月12日(土) 8時40分
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10日、香港・中国評論通訊社は記事「アジアのトップは代わるのか。アジア諸国が好むのは米国か中国か」を掲載し、アジアで中国の置かれている立場を分析している。資料写真。
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2013年10月10日、香港・中国評論通訊社は記事「アジアのトップは代わるのか。アジア諸国が好むのは米国か中国か」を掲載し、アジアで中国の置かれている立場を分析している。以下はその内容。
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21世紀はアジアの世紀であり、中国は今後アジアの指導者となっていく。これは1980年代から予測されていたことだ。経済危機に陥っている米国が「G2」として中国に接近した時、中国は「アジアナンバー1、世界ナンバー2」の夢まであと一歩のところに来ていた。米国がアジア回帰を高らかに打ち出すと、新旧の盟友が続々と米国に身を寄せるようになり、中国の周辺は予断を許さない状況になってきた。
中国と日本、インド、ASEAN諸国の関係は若干の緊張状態にあり、北朝鮮、ミャンマー、パキスタンなどの固い絆で結ばれた盟友も、西側に向けて扉を開け始めた。中国との関係が最も良好な国は何といってもパキスタンで、中国大使の車が大統領府に直接入っていくことすら可能だ。2011年12月、NATOがパキスタンの軍事検問所を爆撃した事件は、米国が中国の周辺諸国に本当のボスが誰かを思い知らせるためだったという見方もある。
日本は中国に追い抜かれることを快く思わず、ASEANへの介入度合いを強め、さらに日米同盟に頼って中国を封じ込めようとしている。もう一つの大国であるインドは中国との競り合いで一歩も譲ろうとせず、1962年の国境紛争での惨敗の恨みを抱き続けている。また、中国とフィリピン、ベトナムなどの国との間に存在する海洋紛争や摩擦も増え続け、ASEAN諸国の懸念が高まっている。中国の実力に鑑み、ASEAN諸国は団結して中国に対抗しようとする姿勢は明らかにしつつある。これが、中国がアジアで置かれている戦略的情勢である。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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