北京市で２日午後、新型肺炎対策指導グループによる記者会見が行なわれました。その中で、北京市交通委員会の副主任である容軍報道官は「今年の春節連休明けは、北京へ戻るための集中的で大規模なラッシュは発生しない」と述べました。

　北京市交通委員会のデータによりますと、新型肺炎の予防・抑制のための措置のレベルが引き上げられた影響を受けて、今年の春節期間中に北京市を出入りする旅客の数は前年同期比61.76％減少しています。また、市内の公共交通機関の利用者数は前年同期比64.6％減少し、中でも鉄道の利用客の数は83.93％減りました。これらのデータに加えて、現在のチケットの予約状況から見ても、今年は北京へ戻る人々による大規模なラッシュは発生しないと見込まれています。

　会見の中で容報道官はさらに、2月2日から18日にかけての予測として、鉄道の利用者数は延べ206万200人になり、前年同期比74.27％下がる見込みであることと、民間航空の利用者数は延べ71万4200人になり、前年同期比73.83%下がる見込みであることを明らかにしました。（提供/CRI）