国営テレビ局の愛国調査、プロパガンダ番組のはずがお笑い番組に―香港英字紙

Record China    2013年10月16日(水) 13時35分

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15日、参考消息網は記事「CCTVの愛国調査、啓発よりもお笑いが多め」を掲載した。中国国営テレビ局による愛国調査があまりにも笑える内容だと話題になっている。資料写真。

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2013年10月15日、参考消息網は記事「CCTVの愛国調査、啓発よりもお笑いが多め」を掲載した。

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香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト電子版は、中国国有テレビ局・中国中央電視台(CCTV)の愛国調査を取り上げた。10月1日からの国慶節(建国記念日)休みに中国各界の2000人を対象に「愛国とはなにか、愛国の定義とは何か」を問い、テレビ番組として放映した。

高齢者からは日本との戦争、国共内戦、あるいは帝国主義との戦いといった答えが返ってきたが、若者や農民からはそうした正統派の答えは返ってこなかった。

ある農民は質問してきた記者に振り返って一言、「なんだい、野菜を買いに来たのかと思ったよ」自転車に乗っている大学生に「愛国者といえば誰を思い出しますか?」と質問すると、「ミサイルじゃないの?」という返答。アメリカのパトリオット・ミサイルを思い浮かべたというわけだ。

こうした奇妙なやりとりはネットユーザーの間でもからかいの的となっている。あるユーザーは「CCTVが愛国者だって聞いて回っているのって、女の子が彼氏に“私のこと愛している?”って繰り返し聞いているのと変わらないよね」とコメントしている。

こうしたオモシロ回答は“天然”なのか、それとも故意の風刺なのか、判断が難しいところだが、北京外国語大学の展江(ジャン・ジアン)教授は「そんなにまじめに考える話ではないでしょう。結局のところ単なるエンターテイメントなんですし。CCTVはこの調査によって政治的任務を果たしただけではなく、注目を集めることにも成功していますね」とコメントした。(翻訳・編集/KT)

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