中国の工場がストップとのうわさ、香港のスーパーからトイレットペーパーが消える―中国メディア

Record China    2020年2月6日(木) 23時20分

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6日、観察者網は、香港のスーパーマーケットからトイレットペーパーが消えたと伝えた。写真はトイレットペーパー。

2020年2月6日、中国メディアの観察者網は、新型コロナウイルスの感染拡大で、香港ではマスクやハンドソープ、消毒液などの買い占めが発生したが、5日には中国本土の工場がストップするとのうわさがネット上で流れたため、スーパーマーケットからトイレットペーパーが消えたと伝えた。

香港メディアの文匯報によると、5日にネット上で「中国本土のトイレットペーパー工場が生産を一時停止する」との情報が流れた。そのうちの1つは、「2週間後、中国本土から香港へ輸出するトイレットペーパーがなくなる。ホテル業界ではすでに買い占めを始めているが、他の人は知らないだけだ。買うか買わないかは自分で決定したらいい」というものだという。

別のバージョンは、「恵康(香港のスーパーチェーン・Wellcome)の内部情報」として、「中国本土の生産ラインがストップするので、ティッシュペーパーや食品などの提供が制限され、もうすぐなくなる」というものだったと記事は紹介した。

そして、少なからぬ香港市民がこれらの情報を信じ、スーパーへ駆け込んだと記事は指摘。このため、恵康や百佳(PARKnSHOP)などのスーパーでは商品棚が空となり、店内では行列ができて、買い物客はカートにトイレットペーパーを満載していたと記事は伝えた。

また、星島日報の報道によると、一部のスーパーでは食品も売り切れとなっていた。ある市民は、午後にスーパーへ行って缶詰を買おうと思ったが、商品棚には肉の缶詰が1つあるだけで、インスタントラーメンや米の棚は空になっていたという。消毒液や漂白剤なども空になっていたと伝えた。

恵康は5日夕方、ネット上でうわさになっている一部の商品が在庫切れというのはデマであると表明。一部商品の需要が急に高まったため供給業者と連絡を密にしており、顧客に十分かつ多様な商品を提供できるようできるだけの努力をしていると表明した。また、製紙大手の維達国際(ビンダ・インターナショナル)も、今週から来週にかけて各地の工場は操業を再開し、操業を停止することはないと述べ、市場に十分な量を提供できるよう、在庫補充をしていることを明らかにした。(翻訳・編集/山中)

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