2020年2月6日、韓国・SPOTVニュースは、インターネット番組のデジタル芸能の映像で、コメディアンのイ・ヨンジンが文在寅（ムン・ジェイン）大統領を「文在寅さん」と呼称し、物議を醸していると報じた。

記事によると、映像は約1年前に公開されたもの。番組でMCを務めるイが映像の中で問題の発言をしたため、最近になってさまざまなオンラインコミュニティーを通じて視聴者の目に触れることになったという。イは映像の中で「大統領？文在寅さんがお話しなさるのですか」と問い掛けているという。

イのSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）のアカウントは、膨大な量の非難のコメントであふれたため、非公開となっているという。

記事によると、オンラインチャンネルを通じて公開される番組はさまざまな制約がなく、刺激的な表現も使いやすいという。

記事は「放送で使うには行き過ぎた無礼な表現」との声も上がっていると紹介しているが、ネット上では冷静に受け止める声も多く、「文在寅さんと言っても全く問題ないよ」「『文在寅さん』だって敬称じゃないの？」「政治的な発言をしたわけでもない」「偉大な指導者は、名前もむやみに呼べないの？」「これ、何か問題あるかな？」「独裁国家のようで怖いね」との声が上がっている。（翻訳・編集/関）