留学先に韓国を選ぶ中国人学生が減少、解決策探る政府―韓国紙

Record China    2013年10月18日(金) 7時40分

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16日、韓国を留学先に選ぶ中国人学生が2010年をピークに減少を続けている。韓国政府はこの状況を打開するための対応策を探っている。写真は韓国の梨花女子大学。

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2013年10月16日、韓国紙・中央日報によると、海外留学する中国人が急増しているなか、韓国を留学先に選ぶ中国人学生は減少を続けている。中国新聞社が伝えた。

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海外で学ぶ中国人留学生は大幅に増加しており、この4年間は年平均20%のペースで増加している。一方で、韓国で学ぶ中国人留学生は2010年をピークに減少。中国の留学市場は「韓国を通り過ぎている(Korea passing)」状況にあるのは間違いない。

中国の国家統一大学入試に落ちた学生にとって、韓国は常に絶好の避難所だった。出生率の低さから学生不足に陥っている韓国は、中国人留学生を無条件で受け入れる政策を実施してきた。その結果、留学生のレベル低下を招いた。

今月5日、忠清北道(行政区)の主催で中央日報中国研究所と漢陽大学中国問題研究所が合同で開いた「中国人留学生政策、現在必要なことはレベルの向上」と題したフォーラムで、漢陽大学の閔貴稙教授は「われわれの政府は留学生の人数だけを重視し、韓流人気を頼りに消極的政策を実施。これに大学のいい加減な管理が加わったことで、韓国の留学市場のレベル低下を招いた」と指摘した。

韓国政府は今、「Study Korea(韓国を学ぼう)2020年プロジェクト」を推し進めている。2020年までに20万人の優秀な留学生を誘致し、国際的な知韓派ネットワークを構築しようというものだ。閔教授は「韓国はすでに多文化社会に突入している。留学生政策と移民政策を融合させて、大学、留学生、政府、企業が一丸となってこそ、このプロジェクトは実現するだろう」と語った。(翻訳・編集/本郷)

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