Record China 2013年10月19日(土) 17時11分
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16日、アニメ放送機構が連名で、暴力が過度に多く、汚い言葉が使われているアニメ作品の制作、放送をしないよう呼びかけている。写真はアニメ「熊出没」。
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2013年10月16日、中国中央テレビによると、中央テレビアニメ責任有限公司などアニメ制作会社10社、中央テレビ子ども向けチャンネルなどの10カ所のアニメ放送機構が連名で、業界全体で暴力が過度に多く、汚い言葉が使われているアニメ作品の制作、放送をしないよう呼びかけている。なかでも「喜羊羊と灰太狼」、「熊出没」の2本については名指しで、暴力が過剰で汚い言葉が使われており、これを改善するよう促した。広東テレビ総局は年末に中国製アニメの内容基準を打ち出し、暴力、低俗、危険、汚い言葉などに厳しい制限を設けるという。新京報が伝えた。
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▼「喜羊羊」「熊出没」が暴力と批判
中国オリジナルのシリーズもののテレビアニメである「喜羊羊と灰太狼」には羊を食べたいと思いながら永遠に食べられない灰太狼が出てくる。2005年6月に公開されて以来、一世を風靡し、最も人気のある中国オリジナルアニメのひとつとなっている。だが、ストーリーに出てくる暴力的なシーンを子供たちが真似したことによるやけどなどの事故が発生している。統計によれば、アニメ「喜羊羊と灰太狼」の全作品のうち、灰太狼がフライパンで焼かれるのが9544回、引っかかれるのが1380回、喜羊羊が煮られるのが839回、感電するシーンが1755回あるという。
そしてアニメ「熊出没」は放送時に一部の親から疑問視された。親が疑問に思うのはこのアニメが10分間で21もの汚い言葉が出てくることだ。また、「この熊め、たたき殺してやる」と言って電気のこぎりを振り回すシーンなどが指摘されている。しかも銃が子供たちに人気のおもちゃになっていて、子どもたちは見終わるとこの銃を振り回したり、木を伐採する電気のこぎりをおもちゃにしている。ある親によると、自分の子供のクラスに毎日あのおもちゃの電気のこぎりを持って幼稚園に通う子がいるという。
▼提案の内容
アニメ産業全体が大きく発展している裏で、個別のアニメ作品で暴力が過剰で、言葉が汚くなるという現象が起こっている。個別の暴力行為は未成年者に模倣され、人を傷つける。このため、制作や報道に携わる機関は以下のことを提案する。アニメの中での暴力、血みどろ、恐怖、低俗、破廉恥なストーリーやシーンを避ける。子どもが真似しやすい攻撃、傷害、自殺、虐待、犯罪などの行為を避ける。アニメストーリーで日用品を危険な用途で使うシーンを避ける。アニメの中で荒っぽい言葉、汚い言葉、屈辱的な言葉を使わない。同時によくない要素を含むアニメを制作、放送しない。(提供/人民網日本語版・翻訳/ EW・編集/武藤)
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