2013年10月21日、中国・山東省青島市即墨の前棗杭村にある、革製バッグ加工工場の従業員から、工場責任者の韓国人オーナーが給料を支払わず、姿をくらましたとテレビ局に相談があった。山東省青島市のテレビ局・QTVが伝えた。

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同工場の従業員によると、韓国人オーナーは今月20日に姿をくらまし、そのすぐ後に見知らぬ人たちが工場に訪れ、金目の設備を全て運び出した。従業員の多くは同工場で10年間近く働いたベテランで、今年に入ってから残業が増え給料の支払いが滞るようになったと語っている。韓国人オーナーは、従業員の2カ月分の給料約40万元（約640万円）のほか、工場の賃貸料と原材料の料金十数万元（百数十万円）も未払いだという。

その後従業員らは現地政府の関連部門に相談。担当者は「外国資本の企業に対し未払いの賃金を請求することは、国内のケースよりも難しいが、力を尽くし従業員らの権利を勝ち取りたい」と話している。（翻訳・編集/内山）