Record China 2013年10月23日(水) 9時21分
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22日、世界各地で問題になっている中国人観光客のマナーに反した行動について、オーストリアメディアがその原因を探った。資料写真。
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2013年10月22日、参考消息網によると、世界各地で問題になっている中国人観光客のマナーに反した行動について、オーストリアメディアがその原因を探った。
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5月、南京に住む中学生がエジプトに旅行に行った際に、数千年の歴史がある遺跡に「ここに参上!」という文字を彫った。この行為にエジプトの観光局は抗議を表明し、国内からも非難が殺到した。
多くの中国人が海外旅行に出かけるようになるにつれ、彼らの言動に対する不満も日増しに高まっている。他人を押しのける、大声で騒ぐ、チップをけちる、ホテルの食器やタオルを持って帰る…。プロヴァンスのあるホテルは、中国人ツアー客の宿泊を拒否している。ホテル側は、「中国人客がいると、ほかの客が逃げていってしまう」と話す。
中国人観光客に対する不満は、欧州だけでなくアジアでも広がっている。先日、中国人ツアー客がシンガポール航空の飛行機で出された機内食の食器をこっそり持ち帰ろうとしたことが話題となった。
2012年に海外旅行に出かけた中国人は延べ8000万人で、2020年には2億人に達するとみられている。つまり、世界の5分の1の旅行客が中国人になるのだ。
中国人観光客のマナーに反する行為の原因はどこにあるのだろうか。北京師範大学の倫理学道徳教育研究所の教授は「現在、海外旅行に出かけている中国人の多くは、著しく物資が不足した貧しい時代を経験している。当時は米も水も奪わなければ食事すらできなかった。彼らのほとんどが初めて海外旅行に出かけるため、他人を押しのけて奪い取るという習慣からいまだに抜け切れていないのだろう」と指摘している。(翻訳・編集/北田)
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