Record China 2013年10月28日(月) 10時18分
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23日、ブラジル・サンパウロ市で開催されている国際紡織品交易会の会場周辺で、安価な繊維製品によって現地の紡織産業を圧迫する中国やインドなどに抗議するため、ブラジル人1000人以上が大規模なデモを実施した。資料写真。
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2013年10月23日、ブラジル・サンパウロ市で開催されている国際紡織品交易会の会場周辺で、安価な繊維製品によって現地の紡織産業を圧迫する中国やインドなどに抗議するため、ブラジル人1000人以上が大規模なデモを実施した。25日付で環球時報が伝えた。
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デモは、ブラジル紡織協会や労働組合などが組織したもので、参加者は「国の工業とわれわれの仕事を守れ」などの横断幕を掲げるとともに、「中国製品はブラジルを去れ」などのシュプレヒコールをあげた。
一部の参加者は、今回交易会に参加した中国企業が「より多くのブラジルの輸入小売商を求む」とのスローガンを打ち出していることに対し、「中国製品がさらにブラジル国内に輸入されることを意味しており、そうなれば現地の紡織産業は競争力を失い、多くの工場がつぶれ、大量の労働者がクビにされる」と不安を抱える。
ブラジル政府の統計によると、紡織業界では今年にはいってすでに約5万5000人が失業している。
ブラジル紡織協会の責任者は「現在の紡織業界は、企業対企業の競争ではなく、国と国との競争になっている」と語る。また、別の団体の責任者は「関連する保護措置を採用しなければ、ブラジルの紡織産業は十数年後には消えてしまい、輸入業者だけが残ることになる、そうなれば、紡織業に従事する200万人の労働者はどうすればいいのか」と問いかけた。
一方、交易会を組織した関係者は「交易会の目的は公平な貿易を促進することであり、一部のブラジルの関係者は誤解している」と語っている。(翻訳・編集/HA)
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