Record China 2020年3月13日(金) 21時40分
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13日、韓国・釜山日報は、旅行会社「ハナツアー」の代理店が、新型コロナウイルスの感染拡大で従業員が在宅勤務中であるとする案内文に「不適切な表現」を使い問題になっていると報じた。写真はソウル。
2020年3月13日、韓国・釜山日報は、同国の旅行会社「ハナツアー」の代理店が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により従業員が在宅勤務中であることを知らせる案内文に「不適切な表現」を使ったことが問題になっていると報じた。
記事によると、ソウル市にある店舗の出入り口には「ムンジェアンコロナにより、当分の間、在宅勤務いたします」と記した案内文が貼られたという。「ムンジェアン」は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「ジェイン」と韓国語で「災難」を意味する「ジェアン」をもじった表現で、「ジェアン」は、反文大統領派の人が文大統領を批判する際にも使われている。
案内文を撮影した写真がオンラインコミュニティーやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で拡散すると、案内文に記された連絡先やハナツアー本社などには抗議が殺到。案内文は撤去されたという。
ハナツアーの関係者は「会社名義で政治的な意見を述べることは禁止している。代理店主はハナツアーの社員ではなく個人事業者であるが、当社の方針に反して個人の意見を述べた。事案を精査し、厳正に対処する」と話しているという。
韓国のネットユーザーからは「今後、ハナツアーは利用しない」という声も上がってはいるが少数にとどまっている。むしろ店舗を擁護するコメントが目立ち、「店主の心情も理解できる」「国民の気持ちをそのまま表現している」「現在の国内状況をよくとらえている名文だ」「今、どれほど売り上げが落ち込んでいることだろうか?頑張って」「事態が終息したらハナツアーを利用して旅行に行く」などといった声が上がっている。(翻訳・編集/関)
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