Record China 2020年3月4日(水) 11時30分
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26日、香港経済日報は、新型コロナウイルスの影響で開催が懸念されている東京五輪について、幻に終わった1940年東京五輪に続き再び「武漢」が理由で中止になる可能性があると報じた。写真は武漢市。
2020年2月26日、香港経済日報は、新型コロナウイルスの影響で開催が懸念されている東京五輪について、幻に終わった1940年東京五輪に続き再び「武漢」が理由で中止になる可能性があると報じた。
記事は、「新型ウイルスの感染が拡大する中で、国際五輪委員会の一部委員から開催の延期や中止に関する言論が出ている」と紹介。「仮に中止という事態になれば、東京五輪としては2度目の幻になる」とした。
そして、第12回夏季五輪として行われる予定だった1940年の東京五輪に言及。36年に東京がバルセロナやローマ、ヘルシンキとの競争に勝利し、西洋以外で初めての五輪開催権を獲得したものの、日本は翌37年に日中戦争に入り、38年6月には「武漢作戦」を実行して対中戦争の早期終結を期するも戦いは泥沼化し、日本国内では大量の物資を消費する五輪の返上を求める声が高まったとしたうえで、同年7月に五輪開催権の返上を発表するに至ったと伝えている。
そのうえで、東京の五輪開催の夢は24年後の64年になってようやく実現し、やはり西洋以外で開催される最初の五輪となったと紹介した。
記事は、近代五輪の開催が中止となったのは40年の東京だけでないとし、1916年のベルリン大会が第1次世界大戦により、44年ロンドン大会が第2次世界大戦によりそれぞれ中止となっていると伝えた。一方で「日本にとっての朗報は、近代五輪は戦争期以外で中止になったことはない、という点だ。2016年のリオ五輪は、ジカ熱が流行する中だったが無事開催された」としている。(翻訳・編集/川尻)
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