殺人罪で告発も!韓国自治体が新型コロナ感染拡大に強硬措置

Record China    2020年3月3日(火) 7時10分

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韓国・YTNは、朴元淳ソウル市長ら韓国全土の主要自治体の首長が、新型コロナウイルスの集団感染が発生した同国の新興宗教団体「新天地イエス教会」の指導部の告発に踏み切ったと伝えた。写真はソウル。

2020年3月2日、韓国・YTNは、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長ら韓国全土の主要自治体の首長が、新型コロナウイルスの集団感染が発生した同国の新興宗教団体「新天地イエス教会」の指導部の告発に踏み切ったと伝えた。

記事によると、同教会の指導部が検査を拒否するなど防疫当局に協力せず、ウイルス拡散防止の措置を取らなかったとして、ソウル市は李萬煕(イ・マニ)総会長ら指導部を殺人などの疑いで検察に告発したという。同国北東部・江原道(カンウォンド)の崔文洵(チェ・ムンスン)知事は、「感染が確定した信徒2人のうち1人の話が、実際の行動と一致していないという事実が、警察の捜査の結果で明らかになった」とし、追加の法的措置を取ることを示唆したという。また、大邱市の権泳臻(クォン・ヨンジン)市長も、新天地大邱教会の関係者らが、感染病の予防と管理に関する法律に違反した疑いがあるとして、先月28日に警察に告発。同市は告発状で「教会関係者が意図的に記載漏れのある信徒の名簿を提出した」と主張しているという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「新天地イエス教会は処罰を受けるべき」「告発は自治体のみならず国民も賛成する」「新天地イエス教会はウイルスを広げ、韓国の経済や外交など、いろいろな分野で国民に弊害を与えた。良心があるのなら韓国のために何かすべき」などといったコメントが寄せられている。

一方、「中国人の出入国を封じなかった文大統領も告発すべきだ」「最大の加害者は文大統領」「新天地イエス教会を統制できなかった政府が無能だからでは?」「初期の段階で医師協会の勧告を無視した政府・与党にも責任がある」「新天地イエス教会にも責任はあるが、なぜ発生源の中国にはこんなにも寛大なのか分からない」などと、文大統領や政府の責任を問う声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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