2020年3月3日、韓国・マネートゥデイは、韓国の李在明（イ・ジェミョン）京畿道（キョンギド）知事と日本の鈴木直道・北海道知事が「スター政治家として海外メディアからも注目されている」と伝えた。

中国紙・環球時報は、新型コロナウイルスの集団感染が発生した韓国の新興宗教団体「新天地イエス教会」について、京畿道が信徒リスト入手や関連施設封鎖などを行ったことを伝え、李知事を「稲妻のように行動し、リーダーシップがあり、直接的でいて意思疎通にたけた政治家」と評価したという。最近、韓国内で実施された世論調査で、李知事が次期大統領候補の第3位に浮上したことも紹介している。

鈴木知事については、3週間の「緊急事態宣言」を出し、道民に外出を控えるよう呼び掛けたことなどを、「中央政府よりもいち早く対処した」と紹介。「結果責任は知事が負います」と述べたことにもスポットを当て、「断固とした行動と明確な態度が印象的だ」と評価している。その他、鈴木知事が世襲政治家ではないことや、家庭の事情から一時は大学進学を断念し東京都職員となったことも「加算要因」だとしているという。都職員時代に北海道夕張市に派遣され、地域経済を救い、のちに夕張市長となったことも詳しく紹介しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「乱世には英雄が誕生するという」「鈴木知事はビジュアルもスター級」「鈴木知事の『責任は私が負う』発言はかっこいいな」「韓国には李在明のような率直なリーダーが必要だ。悪口を言われないようにすることばかり考えているリーダーは愚かだ」「大統領にふさわしい」「李在明は好きではないが、国民のかゆい所をかいてくれる政治家であることは認める」「今、一番よくやっていると思う」「文在寅（ムン・ジェイン大統領）よりずっといい。李在明が大統領になるべきだった」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/麻江）