Record China 2013年11月7日(木) 8時20分
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2日、親元から遠く離れた場所で暮らす子どもに代わり、親に会いに行き、彼らの身の回りの世話をするという親孝行の代行サービスが中国のネット上に出現した。写真は中国の高齢者。
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2013年11月2日、独紙ディ・ヴェルトによると、親元から遠く離れた場所で暮らす子どもに代わり、親に会いに行き、身の回りの世話をするという親孝行の代行サービスが中国のネット上に出現した。4日付で参考消息(電子版)が伝えた。
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ある若い女性はすでに30分近く電話をしている。「さよなら、パパ」とようやく言って、電話を切った彼女は、「家がもっと近くにあったらいいのに」とため息をついた。彼女のような若者は中国に多数存在する。両親が暮らす実家は遠く離れた場所にあり、自分が暮らす場所は北京や上海、広州、深センなどの大都市。仕事は忙しく、飛行機の切符は高すぎて買えない。
こうした状況に目をつけた企業家たちは、インターネット上で「代行サービス」を始めた。親元に帰れない子どもたちは、ネット上で「代行サービス」を手配し、自分たちに代わって親を見に行ってもらう。「子供は定期的に実家に帰省して親の面倒をみること」と規定された今年7月1日施行の「老人権益保障法」の存在が、子供たちにさらに大きな圧力をかけていることは間違いない。
「代行サービス」の1つ、「従点做起(点から始める、の意)」の経営者は28歳の女性。今年8月に中国最大のショッピングモール・陶宝網で「親孝行サービス」をスタートさせた。依頼を受けると、必ず依頼主である子どもに実際に会いに行き、子供の近況などをしっかり把握した上で、これを故郷の親たちに伝えるという。この代行サービスの料金は1日300元(約4800円)。彼女は「お金のためにやっているのではない。この仕事を通して世の中に少しでも貢献できればと思っている」と語った。(翻訳・編集/本郷)
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