フライメディア 2020年3月13日(金) 20時40分
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新型肺炎により外食や旅行などが殆どできない今、香港では休日になるとハイキングへ行ったり広い公園で過ごすというアウトドア派が増えている。
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在宅勤務や休校などにより、自宅で過ごす時間が増えている香港の人々。従来の香港では、休日ともなると家族や仲間と共に 涼しいショッピングモールや映画館を訪れたり、外食を楽しんだり、或いは海外旅行へ行くという過ごし方が定番だった。新型肺炎によりそれらが殆どできない今、香港では休日になるとハイキングへ行ったり広い公園で過ごすというアウトドア派が増えている。
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香港でハイキングというと想像がつかない人もいるかもしれない。実は香港では保有面積の30パーセント程度しか居住区として利用されていないという話を聞いたことがある。それは住宅を建てるのに適していない土地が多いという理由からである。実際、香港には多くの山や緑が存在しており、そこには多くのハイキングルートが点在する。中にはアジアベストハイキングに選べれたルートもある程だ。
現在、休日には多くの人が密室を避け、空気の綺麗な屋外ハイキングをするようになった。実際、人が訪れすぎてハイキングルートが大混雑をしたり、多くのゴミが出ることが問題になっている程だ。
そして狭い空間にいる事を裂ける人が行くのはハイキングだけではない。大きな公園なども、人が集まる場所の一つになっている。今日は先週末に筆者が訪れた、西九文化区のアートパークの様子を写真でご紹介してみたい。
西九文化区はアートと文化のハブとして現在開発が進んでいるエリアである。既にこちらでも以前ご紹介した広東オペラ等の戯曲を継承・促進を担う「戯曲センター」(2019年1月オープン)も、この開発プランの一つとなる。現在も M+Hong Kong Palace Museum 等の幾つかの建物が建設中であり、この先何年かの間に順次オープンをしていく予定となっている。
この西九文化区はアートや文化の中心地として注目されているだけではなく、その立地環境も素晴らしい。開発中の巨大なスペースは、戯曲センターのあるMTRオースティン駅からMTR九龍駅の先、つまり九龍半島の西先端エリアとなる。
ビクトリアハーバー沿いを歩けば、遮るものが一切無く、目の前のハーバーや香港島の素晴らしい高層ビル群を眺めることができる。
この西側から見るビクトリアハーバーの露出は今まで少なめであったが、これからはこの景色をメディアなどで見る機会も増えてくるのではないだろうか。
またこの西九文化区の巨大なスペースには、市民がリラックスをして寛ぐことのできる緑溢れるスペース(アートパーク)がある。ここは巨大な芝が敷かれており、目の前の絶景や美しいサンセットを眺めながら、ピクニックなどを楽しむことができる。
そして現在、このアートパークには多くの香港市民が集まってきている。先週末もショッピングモールは閑散としていた香港であるが、アートパークでは太陽と緑と海の風を楽しむ人々の姿が見られた。
自転車を持ち込み、サイクリングを楽しむ人も多い。レジャーシートやテントを持ち込み、ここで1日過ごしていた。アートパークの後ろには、カフェ等が並ぶ建物がありカフェやレストランからも、絶景を眺めることができる。九龍半島の西に沈む夕陽も、ここからならよく見える。
暫くの間、この西九文化区エリア一体は、日々の外出が制限される市民の憩いの場として人気となるに違いない。またその立地や特徴を活かし、これから多くの話題発信がありそうな注目のエリアである。(提供/フライメディア)
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