Record China 2020年3月22日(日) 22時40分
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20日、米CNBCはこのほど、中国の感染拡大防止の方法から米国が学べることについて紹介する記事を掲載した。写真は武漢市。
2020年3月20日、中国紙・環球時報によると、米CNBCはこのほど、中国の感染拡大防止の方法から米国が学べることについて紹介する記事を掲載した。
記事は、新型コロナウイルスの感染が爆発的に増加したころに、武漢市の洪山体育館にロボットを配備した臨時医療施設が設けられたと紹介。この施設は「AI臨時病院」とも呼ばれ、「すべての医療サービスをロボットとその他のモノのインターネット設備によって行われた」と伝えた。
記事によると、この医療サービスには、5Gと連結した体温計で患者の体温を測ることや、患者がAIプラットフォームと同期したスマートブレスレットや指輪を付けることで、体温や心拍数、血中酸素レベルなどを観察することが含まれ、医師や看護師もこの種の設備を装着することで早期の感染発見に役立っているという。このほか、ロボットが患者に食べ物や飲み物、薬、情報を届け、自動で床を清掃消毒するロボットもあるそうだ。
こうしたロボットの1つには、デンマークのUVDロボッツ社が開発した、強力な紫外線によって消毒するロボットも含まれ、武漢だけでなくイタリアのローマやヴェネトでも使用されている。
記事は、「遠隔治療は以前からある技術だが、今回の新型コロナウイルスの感染で新たなニーズが明らかになった」と分析。エコノミスト誌によると、新型コロナウイルスの感染拡大以降、ネット通販大手の京東傘下のオンラインプラットフォーム「京東健康」の月間相談数が、これまでの10倍になったと伝えた。
記事によると、米フェニックスの流行病学と感染病予防の専門家であるPopescu氏は、「ロボットと遠隔治療はとても良い道具で、基本的な感染予防措置の役に立つ。医師が不足しているなら、遠隔治療によってその負担を減らすことができ、ある種の状況下では個人の防護設備の使用を減らすこともできる。技術は感染予防をより一層増し加えることができ、紫外線消毒はその1つである」と語っているという。(翻訳・編集/山中)
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